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2018年12月3日

『シロツメクサ』

  1. 今日の道草

 

『シロツメクサ』

 

 

季節外れの『シロツメクサ』が道端に咲いていた。

まじまじと観て思うのは 花の作りの精巧さ。

小さな花がいっぱい集まって一つの花を作り出している。

何気なく見ているものでも、じっくり観察すると

いろんな発見があっておもしろい。

 

シロツメクサと聞くと

『あらいぐまラスカル』の主題歌を思い出す。

 

しろつめくさの 花が咲いたら

さあ行こうラスカル

 

と、思わず口ずさんでしまう。

『あらいぐまラスカル』は私が子どもの頃

『世界名作劇場』で放送していて 毎週日曜日の

19時30分を心待ちにしていた。

あの頃放送されていたアニメの主題歌や

エンディングソングは今でもほとんど覚えている。

今のように『You Tube』なんて無くて、聞きたい

音楽をすぐに聴くことなんて出来なかった時代。

ビデオもその頃家には無かったので、テレビから

流れてくるものは一回コッキリ。

テレビを観ることが数少ない楽しみの一つで
見逃さず、聞き漏らさず、集中して観ていた

あの頃に吸収したものは、今でも心の引き出しに

いっぱい詰まっていて、ふとしたキッカケで

引き出しが開くと ささ~~~っと溢れ出てくる。

 

テレビにかじりついて観ていたあの頃の私は

アニメのエンディングソングを歌う人になりたかった。

オープニングじゃなくてエンディング。

いや、オープニングやエンディングなんて難しい

言葉は知らなかったから、はじめの歌と終わりの歌

ってあの頃は言ってたか。

もとい、終わりの歌を歌う人に私はなりたかった。

はじめの歌にはない儚さや刹那さが終わりの歌には

あって、はじめの歌と終わりの歌のギャップが

あればある程、終わりの歌が心に残る。

その最たるものが『はじめ人間ギャートルズ』と

『元祖天才バカボン』だと私は思っているんだけど…

(魔女っ子メグちゃんやルパン3世も捨てがたい)

はじめの歌の陰に隠れてしまいがちな終わりの歌には名曲がたくさんあるのだ。

 

2018年11月26日

『トゲトゲの実』

  • 今日の道草

 

『トゲトゲの実』

 

 

テニスの練習が行われる運動公園へ

娘を送ったついでに公園の中をふらりと散歩。

『うらにし』と呼ばれるこの地方独特の

雨が降ったり止んだりの天候が多いこの時期

晴れた日にはのんびりと道草したくなる。

鳥もピチュピチュピチュピチュと嬉しげに

鳴いていて、屋内型のゲートボール場からは

カコーン カコーンとボールを打つ音と

おじいさん達の賑やかな話し声が聞こえる。

公園にはいろいろな樹木が植わっており

それぞれがもう終わりかけの秋の装いをしている。

大きな樹を見上げると、トゲトゲの実が

クリスマスツリーのオーナメントのように

  • 枝にたくさんぶらさがっていた。

このトゲトゲの実は『モミジバフウ』の実。

モミジバフウ(正式な名前はアメリカフウ)は

開花した後トゲトゲの実をつけ

その実はぶら下がったまま乾燥し、タネを飛ばす。

モミジのような大きな葉っぱは色付き

私たちの目を楽しませてくれた後

はらりはらりと舞い落ちる。

そんな落ち葉がいっぱい積もり

足もとはフカフカの絨毯のよう。

あぁ 秋ももうすぐ終わりなんですね。

 

 

2018年11月19日

『和池の大カツラ』

今日の道草

 

『和池の大カツラ』

 

先日『HOTEL HOLIDAY HOME 』のお手入れに

行っていた親方が

「なんか一箇所だけめっちゃベッコウ飴のにおいが

するんだけど、そんな植物知ってる?」

と電話してきたことをきっかけに調べてみると

桂の落葉した葉っぱからあまい香りがすることが

わかりました。

そんなあまい香りを嗅いでみたくて行ってきたのは

兵庫県の香美町にある『たじま高原植物園』

遠征道草です。

そこには『和池の大カツラ』が鎮座しており

この大カツラの保護を主たる目的の一つとしてこの

植物園が設立されたそう。

紅葉に彩られた植物園の中を ゆっくりと散策して

いくと、千年水とよばれる湧き水が小川となって

流れていました。

そこはほんのりと甘く綿菓子みたいなとてもいい

香りに包まれていて、見上げると大きな大きな

カツラがそびえ立っていました。

一緒に行った子ども達が

「トトロがでてきそう!」

と言うのもうなずけるこの『和池の大カツラ』は

樹齢なんと千年以上!

高さ38m  幹回り16mで 千年水が流れる

渓流にまたがって自生しており

まるで大カツラの根元から千年水が溢れでている

かのよう。

一千年も前からずっとここで生きている大カツラ。

畏敬の念を抱きつつ、美味しい千年水をいただいて

ココロもカラダも清らかに。

但馬にはこのように長年この地球を見守ってくれて

いる巨樹が多く生息しているそうです。

そんな巨樹に会いに行くのがこれからの楽しみの

1つに追加されました。

今度はどの巨樹に会いに行こうかな?

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