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2019年2月5日

『紅菜苔』

  • 今日の道草

 

『紅菜苔』

 

 

昨日は立春。毎年立春になると「暦の上では春ですが、まだ冬真っ只中」というのが決まり文句だったのに、今年は暦の上だけでなく本当に春が来たかのようなこの陽気。

ここ丹後でこんな真冬に雲ひとつない青空がひろがると、嬉しい反面『雪が降らなくて大丈夫なんだろうか…』と不安になってしまう。
昨年は『ヒメ』(カメムシ)が大量発生し『ヒメ』の多い年の冬は大雪だというので、どんなに雪が積もるのだろうと身構えていたけれど、全然降らない積もらない。

こんなに雪の少ない冬も本当に珍しい。

大雪も困るけれど、その季節しか見られない景色(落葉樹に積もる雪景色がとても好きなんです)を見ることができないのは、なんだかとても寂しいな…なんて思いながら道草していたら菜の花らしき黄色い花を発見。

暖かいとはいえ菜の花ってこんなに早くに咲いたっけ?と思って近づくと茎が紫色だった。

調べてみると菜の花と同じアブラナ科の『紅菜苔』(コウサイタイ)という中国野菜で花と茎を食べるそうだ。

日本名は紅菜花(べになばな)で 菜の花ほど苦味がないそう。

花を食べるってちょっとかわいそうな気もするけれど、今度お店でみつけたら購入して、春を頂いてみましょうか。

 

2019年1月29日

『枯れススキ』

今日の道草

 

『枯れススキ』

 

 

陽の光を浴びてキラキラしているススキは綺麗だけれど、枯れススキを見ると『昭和枯れすゝき』が脳内再生されてしまい、なんだか心悲しい気分になってしまう。

「貧しさに負けた〜 」「 いいえ世間に負けた〜」

と歌う2人の身に、いったい何がおきたんだろう。

…気になる。

『昭和枯れすゝき』が正式な表記のようなので『すゝき』と入力したいけど『ゝ』が出せない。

『ゝ』もそうだけれど『々』も出し方が分からず『佐々木』と入力しては 佐と木を消すという面倒くさい方法を使っていたが、調べてみるとiPhoneでは『じおくり』と入力するとどちらも出てくる事がわかった。

インターネットが普及して、色んな疑問の答えがすぐに出る。

知らない事を検索するのは必要だけど、思い出せない事を思い起こそうともせずに、すぐさま検索して「あぁそうそう」なんて思い出したような気になっていてはダメ。それは思い出した事にはならないから。

検索上手にはなるけれど、思い起こさなくなってからどんどん脳の働きが悪くなっている。

自分の力で思い出すことが脳力アップと記憶定着のヒケツみたいなので、日々の暮らしの中で記憶を引き出す力を大切にしていこうと思う今日この頃です。

 

2019年1月22日

『梅の花』

今日の道草

 

『梅の花』

 

 

『冬来たりなば春遠からじ』とは、日本に昔からある格言の1つだと思っていたら、イギリスの詩人シェリーさんの『西風に寄せる頌歌』の最後の一節の

「If Winter comes, can Spring be far behind ?」を訳した言葉だそうだ。

この英文をこの様に訳された翻訳者に拍手。パチパチ

『冬が来たんだから、春もそう遠くないのよ』

とはいうものの、まだまだ冬真っ只中で春は遠く彼方に感じる今日この頃。

今年は雪が少ないものの、この地域特有の雨が降ったり止んだりの天気が続き気分も沈みがち。

そんな中、雨の止み間に梅の花を見つけて思わずあっと声を上げてしまった。

もう梅の花がほころぶ時期なんですね。

辺りには梅の花の香りが漂っていて自然と顔もほころんでしまう。

どうやら春遠からじじゃなさそうだ。

その時々の四季の萌しを見つけるのも道草の醍醐味の一つです。

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