2018年11月19日
『和池の大カツラ』
今日の道草
『和池の大カツラ』
先日『HOTEL HOLIDAY HOME 』のお手入れに
行っていた親方が
「なんか一箇所だけめっちゃベッコウ飴のにおいが
するんだけど、そんな植物知ってる?」
と電話してきたことをきっかけに調べてみると
桂の落葉した葉っぱからあまい香りがすることが
わかりました。
そんなあまい香りを嗅いでみたくて行ってきたのは
兵庫県の香美町にある『たじま高原植物園』
遠征道草です。
そこには『和池の大カツラ』が鎮座しており
この大カツラの保護を主たる目的の一つとしてこの
植物園が設立されたそう。
紅葉に彩られた植物園の中を ゆっくりと散策して
いくと、千年水とよばれる湧き水が小川となって
流れていました。
そこはほんのりと甘く綿菓子みたいなとてもいい
香りに包まれていて、見上げると大きな大きな
カツラがそびえ立っていました。
一緒に行った子ども達が
「トトロがでてきそう!」
と言うのもうなずけるこの『和池の大カツラ』は
樹齢なんと千年以上!
高さ38m 幹回り16mで 千年水が流れる
渓流にまたがって自生しており
まるで大カツラの根元から千年水が溢れでている
かのよう。
一千年も前からずっとここで生きている大カツラ。
畏敬の念を抱きつつ、美味しい千年水をいただいて
ココロもカラダも清らかに。
但馬にはこのように長年この地球を見守ってくれて
いる巨樹が多く生息しているそうです。
そんな巨樹に会いに行くのがこれからの楽しみの
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今度はどの巨樹に会いに行こうかな?