2019年1月15日
『コウヤボウキ』
今日の道草
『コウヤボウキ』
道草していたら、可愛い綿毛を見つけた。
1つ、2つ、3つ… 数えると10個くらいポツリポツリと咲いている。
冬になり咲いている花を見かけなくなってきたけれど、気にしながら歩くとこんなに可愛い道草に出会える。
なんて名前なんだろうと調べてみると『コウヤボウキ』の綿毛だとわかった。
キク科の落葉小低木で秋には枝先に白いほうきをひっくり返したような花を咲かせるが、それが名前の由来ではなく、高野山でこの木の枝を束ねてほうきを作ったところからこの名になったそうだ。
なぜこの枝をほうきに使ったかというと
その昔、高野山では利潤を得る行為をいさめるという意味で『竹』『梨』『胡桃』『桃』など商品作物の栽培が禁じられていて竹が無かった為、竹の代わりにこの木の枝を束ねてほうきを作ったそうだ。
なければあるもので代用品を作る(竹ぼうきよりもしなやかでなんだか使いやすそう)昔の人の機転の利かせ方や知恵にはいつも感心させられる。