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2018年11月12日

『ヤマシラギク』

  • 今日の道草

 

『ヤマシラギク』

 

 

山に咲く白い菊で『山白菊』

「そのまんまやないかいっ!」

とツッコミの声が聞こえてきそう。

でもそれでいいんです。

名は体を表すってヤツなんです。

山白菊について調べていると

『白山菊』という花も出てきて

これがまた山白菊ととてもよく似た花で

「どっちやねん!」

と思わずツッコミをいれてしまったけれど

花びらが少なくまばらなのが白山菊という事なので

この花は山白菊で間違いない

…はずです。

 

2018年11月5日

『ハキダメギク』

 

今日の道草

 

『ハキダメギク』

 

 

 

前略   

牧野 富太郎 様

 

散歩をしておりましたら、道端に白い小さな花を

見つけました。 

1cmにも満たない小さな花ですが

パッと両手両足を広げているようで

キュートな姿に心惹かれました。

どんな名前なんだろうと

家に帰り検索して見つけました。

その名は   ハキダメギク…

なにゆえ、こんな名前がついたのか読み進めると

名前の由来も書いてありました。

牧野様が世田谷の掃き溜めで見つけられ

その名をつけたと書かれておりました。

牧野様は『日本の植物学の父』と言われた植物学者

だそうですね。

植物に名前を付ける事が出来、それが後世に残るだ

なんてとても素晴らしい事ですが

もう少しこの花の名前を考えてあげても良かったのでは…

と思っておりました。

が、牧野様が命名された植物はなんと2500種!

それならば、咲いてた場所を名前につけられても

仕方がないような…と思い直した次第です。

 

ハキダメギクの花言葉は

『不屈の精神』『豊富』だとか。

きっと

「アタイには名前なんて関係ないの。掃き溜めでも

どこでも花を咲かすのがアタイの役目」

と我関せず、其処彼処に種を飛ばし咲き続けて

きたのでしょう。

あの両手両足を広げたような姿も

どんな困難をも受け止めて立ち向かう

ファイティングポーズなのかもしれませんね。

 

これからも、牧野様が名付けられた草花に

出逢える事を楽しみに

のんびり道草していこうと思います。

日に日に寒さが増してきました。

季節の変わり目、くれぐれも御自愛くださいませ。

                                                 

                                                     草々

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