2019年1月8日
『ハコベラ』
- 今日の道草
『ハコベラ』
春の七草のひとつ『ハコベラ』(ハコベ)
『セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、春の七草』
と続けて詠むと短歌になるのが素敵。
春の七草の入った七草粥を1月7日に食べると1年間健康に過ごせるそうです。
『ハコベラ』は『ひよこ草』といったほうがなじみが深いかもしれません。
子どもの頃兄が飼っていたチャボも、このひよこ草をよく食べました。
ひよこ草を鳥小屋の中に入れると争奪戦が始まったくらい。
確かに柔らかくておいしそうですもんね。
七草のうちのどれか見つけられないかな?
とキョロキョロしながら道草していると
『ゴギョウ(ハハコグサ)』『ハコベラ(ひよこ草)』『ホトケノザ(小鬼田平子)』『スズシロ(大根)』に出会えました。
七草の『ホトケノザ』は、葉の形が仏様の台座のように見える事から『ホトケノザ』と名がついたピンク色の花をつけるあの野草とは違い『小鬼田平子』のことをさすそうです。
かの牧野富太郎先生が
「ホトケノザを煮て食って見たまえ、うまくないものの代表はまさにこの草であることがわかる。しかし、強いて食えば食えない事はなかろうが、まあ御免蒙るべきだね。」
と植物記に書かれているくらいなので、間違えて食べないよう気を付けましょう。