2019年3月5日
『スズランスイセン』
今日の道草
『スズランスイセン』
毎年同じ場所で見かける『スズランスイセン』が今年も咲き始めました。
鈴蘭のような花をつけ葉っぱは水仙のようだから『スズランスイセン』とよばれているこの花は鈴蘭に似た白い花びらに緑色の斑点が入りとても可憐です。
気が付けばもう3月。冬らしい厳しい寒さも今年はなく春へと季節は巡っていきます。
3月と言えば『3月のライオン』ですが(羽海野チカさんの漫画。ちょっと無茶ブリ)
この漫画は、人間の心の機微がとても丹念に丁寧に描かれていて、人が生きていく上で何が大切なのかを気付かせてくれるそんな素敵な漫画です。
最新刊(14巻 これがまた本当にいいお話で心があたたかくて胸がいっぱいに。登場人物が放つ言葉が心のヒダに優しく突き刺さり、知らずに溢れる涙は心を浄化してくれます)で主人公の桐山零くんの先輩である野口先輩の言葉に「おたがいをおもんぱかり」というのがあるのです。
『おもんばかり』じゃなくて『おもんぱかり?』
と調べてみると『慮る』と書いて『おもんぱかる』と読む。『おもんばかる』でも間違いではないとのことでした。『おもんぱかる』っていい言葉ですね。
意味は「あれこれ思いめぐらす。考慮する。周囲のことをよく考え、行動をしたらどうなるかと想像をして深く考えること」だと書かれていました。
今クールのドラマ『3年A組』で菅田将暉さん演じる柊先生が繰り返し生徒に伝えているのもこの『おもんぱかる』って事。
あんなこともこんなことも、ニュースで流れている事件は『おもんぱかる』ことをしなかったせい。
ちょっと思いめぐらせるだけで防ぐ事が出来るような事が多すぎます。
生きていく上で大切にしないといけないのは『おもんぱかる』って事だと切実に思う今日この頃です。