2019年10月1日
『曼珠沙華』
今日の道草
『曼珠沙華』
いつもならお彼岸が来ることを先立って教えてくれるこの花が、今年はなかなか咲かなくて心配していましたが、秋分の日も過ぎた頃からポツリポツリと咲き始め、10月になった今は其処彼処で見られるようになりました。こんなに遅い開花の年はここ最近なかったような気がします。(SNSにUPしていた自分の投稿を見ると2012年もなかなか咲かなかったと書いてありました。こういう時過去の記録となるSNSって便利ですね)
10月といえばもうすっかり秋のはずなのに日中はまだ暑く、なかなか長袖の出番がやってきません。台風18号が通過した後に、ぐっと季節が進むのでしょうが。
白い曼珠沙華が咲く事を知ったのは、灰谷健次郎さんの『太陽の子(てだのふあ)』を読んだ時でした。この本は深く心に残る本で、ものすごく心を揺さぶられた本でした。忘れてはいけない事、大切な事がこの本には書かれています。
その白い曼珠沙華が久美浜にも咲く事を知ったのは4年前でした。それから開花時期になると足を運び開花しているか確かめにいくのですが、今年はなかなか咲かず3度目にしてやっと写真を撮ることが出来ました。
白い曼珠沙華は、とても繊細で儚げで。
花言葉は『また会う日を楽しみに』
また『太陽の子』読まなくっちゃ。
この花を見る度に、いつもそう思うのです。