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2019年1月29日

『枯れススキ』

今日の道草

 

『枯れススキ』

 

 

陽の光を浴びてキラキラしているススキは綺麗だけれど、枯れススキを見ると『昭和枯れすゝき』が脳内再生されてしまい、なんだか心悲しい気分になってしまう。

「貧しさに負けた〜 」「 いいえ世間に負けた〜」

と歌う2人の身に、いったい何がおきたんだろう。

…気になる。

『昭和枯れすゝき』が正式な表記のようなので『すゝき』と入力したいけど『ゝ』が出せない。

『ゝ』もそうだけれど『々』も出し方が分からず『佐々木』と入力しては 佐と木を消すという面倒くさい方法を使っていたが、調べてみるとiPhoneでは『じおくり』と入力するとどちらも出てくる事がわかった。

インターネットが普及して、色んな疑問の答えがすぐに出る。

知らない事を検索するのは必要だけど、思い出せない事を思い起こそうともせずに、すぐさま検索して「あぁそうそう」なんて思い出したような気になっていてはダメ。それは思い出した事にはならないから。

検索上手にはなるけれど、思い起こさなくなってからどんどん脳の働きが悪くなっている。

自分の力で思い出すことが脳力アップと記憶定着のヒケツみたいなので、日々の暮らしの中で記憶を引き出す力を大切にしていこうと思う今日この頃です。

 

2019年1月22日

『梅の花』

今日の道草

 

『梅の花』

 

 

『冬来たりなば春遠からじ』とは、日本に昔からある格言の1つだと思っていたら、イギリスの詩人シェリーさんの『西風に寄せる頌歌』の最後の一節の

「If Winter comes, can Spring be far behind ?」を訳した言葉だそうだ。

この英文をこの様に訳された翻訳者に拍手。パチパチ

『冬が来たんだから、春もそう遠くないのよ』

とはいうものの、まだまだ冬真っ只中で春は遠く彼方に感じる今日この頃。

今年は雪が少ないものの、この地域特有の雨が降ったり止んだりの天気が続き気分も沈みがち。

そんな中、雨の止み間に梅の花を見つけて思わずあっと声を上げてしまった。

もう梅の花がほころぶ時期なんですね。

辺りには梅の花の香りが漂っていて自然と顔もほころんでしまう。

どうやら春遠からじじゃなさそうだ。

その時々の四季の萌しを見つけるのも道草の醍醐味の一つです。

2019年1月15日

『コウヤボウキ』

今日の道草

 

『コウヤボウキ』

 

 

道草していたら、可愛い綿毛を見つけた。

1つ、2つ、3つ… 数えると10個くらいポツリポツリと咲いている。

冬になり咲いている花を見かけなくなってきたけれど、気にしながら歩くとこんなに可愛い道草に出会える。

なんて名前なんだろうと調べてみると『コウヤボウキ』の綿毛だとわかった。

キク科の落葉小低木で秋には枝先に白いほうきをひっくり返したような花を咲かせるが、それが名前の由来ではなく、高野山でこの木の枝を束ねてほうきを作ったところからこの名になったそうだ。

なぜこの枝をほうきに使ったかというと

その昔、高野山では利潤を得る行為をいさめるという意味で『竹』『梨』『胡桃』『桃』など商品作物の栽培が禁じられていて竹が無かった為、竹の代わりにこの木の枝を束ねてほうきを作ったそうだ。

なければあるもので代用品を作る(竹ぼうきよりもしなやかでなんだか使いやすそう)昔の人の機転の利かせ方や知恵にはいつも感心させられる。

 

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