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2019年8月1日

『カワラナデシコ』

今日の道草

『カワラナデシコ』

日本列島の全ての地域で梅雨も明け、8月に突入しました。暑い日が続きますね。今日の夕方5時の温度計は35℃を示していました。

道端に咲く花を探すも、暑さと草刈りの時期でなかなかお目にかかれず『今日の道草』の更新も出来ませんでしたが、今日仕事で向かった丹後町の市民局の近くに『カワラナデシコ』が咲いているのを見つけてパチリ。炎天下でも元気よく咲いている『カワラナデシコ』はその昔『常夏』とも呼ばれていたそうです。名前の通り暑さにも強いんでしょう。

そしてこの『カワラナデシコ』の清楚な姿が、古くからイメージされる日本人女性の理想とされ『大和撫子』の語源となりました。

確かに派手さはありませんが、清楚で可憐な花ですね。


2019年7月9日

『ドクダミの花』

今日の道草

『ドクダミの花』

ドクダミは葉に独特の匂いがあるためちょっと敬遠されがちだけど、白い花は意外と可愛い。そして名前は「毒矯み」(毒を抑える)からきており、ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは、「十薬(じゅうやく)」という名前の生薬として知られている。煎じて飲むと利尿作用や動脈硬化予防、解熱、解毒の効果があるそうでどこででも手に入るドクダミは昔から重宝されていたようだ。

そんなドクダミをみると中学生の夏休みを思い出す。

私が中学生の頃は、夏休みに各地区ごとにドクダミを採集しそれを干し、夏休みが明ける前に中学校へ持っていかなければならなかった。夏休みが始まるとまずこの大仕事が待っていた。乾燥させた重さが1人何キロと決まっており(ちゃんとした数字は忘れてしまったけど)乾燥させた重さなものだから、生のドクダミを山ほど採らなければノルマが達成出来ないので、みんな必死に鎌でドクダミを刈っていた。私はすぐにかぶれるので(今日の道草『ハゼノキ』参照)かぶれないように気をつけながら刈っていたが、友達は「かぶれたら部活の大会に出なくていい言い訳できるからかぶれてもかまわないんだ」なんて言いながら『かぶれの木』があろうと気にもせず採集していたものだから、見事にかぶれ夏の大会に出れなかった。自分が望んだ事とはいえ、やっぱり大会に出れなかったのはショックだったようでとても寂しそうだった。益々かぶれには気をつけようと心に誓ったあの夏からかれこれ35年も経つのだと思うと、月日の流れの早さに毎度の事ながら驚かされる。

2019年6月18日

『ホタルブクロ』

今日の道草

『ホタルブクロ』


蛍が出る季節になると咲き出す『ホタルブクロ』

子どもが袋のような花に蛍を入れて遊んだことに由来するそうだ。

私が小学生の頃は、蛍の出るこの時期になると下校時に同じ地区の子どもたちと

「今日の夜8時に公民館に集合」

と約束して子どもたちだけで蛍取りに行っていた。夜に子どもたちだけで遊べる事がとても楽しくて、街灯で出来る自分の影で数字や変な形を作ってはゲラゲラ笑ったり、そんな事がとても楽しくてこの季節が待ち遠しかった。

蛍がよく出る場所があり、そこに行くと必ず蛍が取れた。

「ピカピカしない光は蛇の目だから気をつけて」

なんて言いながら蛍を取り、畑で作られている葱坊主のついた太めのネギを引きちぎり、そのネギの中に蛍を入れて持ち運んだ。蛍が光るとネギがほんのりと白緑に光りとても綺麗だった。みんなと解散するとネギを割き、蛍を逃してから家に帰った。だから私にとってのホタルブクロは葱坊主のついたネギだ。そしてネギの匂いを嗅ぐたびにいつも蛍を思い出す。年に何回も何回も。

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